先月、シンガポールの平均寿命が日本を抜いて世界１位になったというニュースが発表されました。日本のような保険制度はなく、医療費削減の為に「運動しなさい！」とお上から言われたこの国は、今やマリーナベイ周辺が皇居並みにランナー達で混み合い、国中をサイクリングコースが縦横断し、建国以来初のオリンピック金メダリストまで排出する国民皆スポーツ大国に。
素直な国民性なんでしょうね。
そのスポーツ推進に一役買ったのがこちらのSports Hubであることは間違い無いでしょう。2014年に巨額を投じて建設されたここは、世界最大の開閉式スタジアムを中心に、オリンピックサイズのプール、体育館、バスケ、バレーのコート、カヤックやボート乗り場、ボルダリングにスケボーなどなど色んなスポーツが楽しめる大施設になっています。
そしてランナーにとって嬉しいのは、スタジアムの外周に888メートルの全天候型トラック 100Plus Promenadeがあること。
屋根が覆っていると言ってもサイドは解放されているので、周りの景色が見えて、ぐるぐると何周か走っていても飽きません。
普段は早朝走ることが多いので人がまばらなのですが、昨日は夕方走ってみてびっくり。本当にたくさんの人が体を動かしに来ていました。
施設のWebsiteを見たところ、平日は午後7時から、週末は朝9時から日替わりでズンバやヨガ、きついブートキャンプなどのクラスが誰もが無料で1時間〜１時間半受けられるようです。なんてお得！
他にも小さなグループがヨガをやっていたり、ダッシュでインターバルトレーニングをしている人たちも。皆思い思いにワークアウトを楽しんでいました。
キッズ用のWater Parkも、屋外のバレーボールコートも無料。オリンピックサイズのプール入場料は１〜２ドル（時間によって違います）。こんな立派な施設が無料や低価格で利用できるとなれば、そこは損得勘定が利くシンガポール市民達、暑いとか言ってないで運動するしかありませんよね。寿命も伸びるわけです。
888メートルって縁起がいいよねって思ったあなた、美ジョガーになりたい会？
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